広報担当者の撮影術

中小企業や業界団体さん、学校など、あまり大きくない組織で社史・年史や記念誌を作るとき。
社内報や広報誌を発行するとき。

潤沢な予算がとれないことも多々ありますね。写真撮影にカメラマンさんをお願いできないこともあるでしょう。

写真のプロでもないのに撮影なんてどうしよう…? というときにはスマホで大丈夫!ちょっとしたことに気をつければ十分印刷物に使える写真が撮れますよ♪

・ズームし過ぎない
・被写体の周囲に余白を取って撮影する
・縦、横両方の写真を撮る
・連写や動画も活用する
・後ろ姿や「雰囲気もの」も撮影しておく

 

ズームし過ぎない

最近のスマホは5倍、10倍のズームができるものもありますが、ズームしすぎは画質が落ちるとのこと(Apple Store スタッフ談)。印刷用ならズームはせいぜい2倍まで。被写体に近づいて撮るのがベターですが、それが難しい状況ならそのまま撮ってください。画質が良ければ後から画像加工ソフトでアップにすることも可能です。

 

被写体の周囲に余白を取って撮影する

近づいて撮るのがベターといっても、被写体が見切れるほどアップで撮影するのは考えもの。後からのアレンジがしにくくなります。被写体だけでなく周りも入れて撮影しておくと、後からのトリミングでアップにすることも可能なうえ、他の写真とのバランスも見ながらアレンジしやすくなります。

 

縦、横両方の写真を撮る

複数写真を同じように並べたいとき、逆に動きを付けたいとき。縦写真、横写真があるとレイアウトの選択肢が広がります。

 

連写や動画も活用する

スポーツなど動きの速いもの(人)を撮影する場合は、普通に撮影したのではブレブレになりがち。連写モードや動画での撮影もお試しください。動画を静止画として使うにはスクリーンショットなどで切り取ることになります。画質の良いPCなどで切り取ればかなり使えます。

 

後ろ姿や「雰囲気もの」も撮影しておく

会社や団体の記念誌等でも、一般のお客さんの顔を出してはマズい、ということもありますね。そんなときのために後ろからの写真を撮っておくと重宝します。

また「雰囲気もの」ともいうべき小物などを撮っておくのもおすすめです。例えば、イベント開催なら看板や装飾など。人が写っていなくても大いに雰囲気を伝えてくれます。

 

 

最後に!

こうして撮影した写真は「サイズを落とさず写真を送る 」方法で集めたりデザイナーに提供したりしてくださいね!

 

*これはあくまでも広報誌制作のデザイナーの立場としてご提案する撮影術です。