グラフィックメイトは年史、記念誌の制作を手がけて54年。さまざまなタイプの年史、記念誌を制作してきました。
年史、記念誌を作るタイミングは企業・組織によってさまざまですが、会社だと30年くらいで制作されるところが多いように思います。30年というと、30代で起業された方なら60代、40代で起業された方なら70代になります。そろそろ社長の交代を考えるころと言えるでしょう。それまでの歩みや創業の思いなどをまとめて、次代に繋ごうというには良いタイミングかもしれません。30年でなくても「社長の交代を機に」ということは多々あります。
一方、業界団体や学会・協会などの組織のトップは社長ではなく理事長などで、任期があります。何期か続けられる方もいますが、トップ交代は企業よりも頻繁なようです。そのためトップ交代のタイミングよりも「●周年」という区切りで制作されることが多いです。
ちなみに「周年」とは「●年経った」という状態で、「20周年」だったら「20年経った」ということになります。年数の数え方には「●年目」もありますが、こちらはまだ「経っていない」状態。「20年目」は19年が経過し20周年に向かっているところです。
他にも「引っ越し」「新社屋建設」「社名変更」などもきっかけになります。こういう機会にお取引先などにお配りすると、興味を持って見ていただけるのではないでしょうか。
でも年史や記念誌は●年経ったら作るもの、という決まりはありません。実はできるだけこまめに作る方が営業ツールとしても利用しやすいと思います。3年、5年くらいのスパンで歩みをまとめ、会社案内として、新入社員教育に、と使用すると「生きた年史」になると思います。
年史や記念誌は「いつ作るべき」という決まりはありません。企業ごとに、組織ごとに、自由なタイミングで歩みをまとめてみませんか?