「奥付」 制作者にとっても大切です

 

奥付をご存じですか。

奥付とは、本の本文が終わった後や巻末に記載されている本に関する情報です。

 

奥付には、多くの場合次のようなものが記載されています。

 

・タイトル

・版数

・刷数

・著者名

・発行者

・発行所

・発行年月日

・印刷所

・ISBNコード

・著作権表示

 

以前は定価が書かれていることがほとんどでしたが、最近は消費税が変動するせいか、定価はカバーや表紙に表示されていることが増えたように思います。その方が取り替えがしやすいからでしょう。

こんなふうに、奥付とは出版物に対する責任を明確に示すための重要な部分です。そして読者が出版物に関する情報を得るためにも役立ちます。

版数や刷数が多ければ、その書物が人気があることの目安にもなります。

 

 

当社で制作する年史や社史にも奥付を掲載することが多いです。もちろんクライアントさんの意向を踏まえてですが、大体の場合は「入れましょう」となります。書物に対する責任を明記することは大事なことだと思っています。

 

 

 

 

奥付は制作側にとっても大切です。

印刷所や製本所についての記載があることで責任の所在がはっきりしますし、ときには仕事につながることもあります。

当社も「○○○社さんの社史を見て連絡しました」というお問合せをいただくことがあるんですよ。
むしろ制作側にとっては自社の仕事をアピールする大事な場面なのかもしれません。