「東京防災」をユニボイスで聞いてみた

 

先ごろ自宅に、東京都オリジナル防災ブック・2023年版「東京くらし防災」「東京防災」が届きました。これは2015年版「防災ブック」の内容をリニューアルし、2023年11月1日から順次配布が始まったもの。2024年3月末までに都内の全世帯に届くそうです。

本冊子、2015年版との大きな違いは「音声コード ユニボイス」が付いていること!(2018年版の「東京くらし防災」は音声コード ユニボイス付き)

 

「東京くらし防災」は赤い表紙が見えています。やや紫がかった青の「東京防災」は開いた状態で中のページを見せています。矢印で切り欠きと音声コードがついていることを示しています。
「東京くらし防災」と「東京防災」。どちらにも音声コードがついています

 

どちらの冊子も本文の文字は比較的大きめで、イラストを使ってわかりやすく解説されていると思いました。これだけイラストを使っていると、音声コードはどうなっているんだろう? 音声コードを制作する当社としては音声コード(ユニボイスコード)の内容も気になります。

ということでさっそく聞いてみました。

 

ページ数が多いので数箇所聞いてみただけですが、イラストの内容も文章化されて、とてもわかりやすく説明されている印象です。

さらに、文字では誌面に記載のない視覚障がいの方への注意も、音声には入っています。

 

ユニボイスコードを読み取ってスマホ画面に表示されたテキスト。視覚障がいの方向けの注意部分にマーカーを引きました。
あるページのユニボイスコードを読み取ったスマホ画面。視覚障がいの方向けの注意が入っている。

 

ユニボイスコードを掲載する印刷物制作においては、図や写真、グラフや表を文章化することがなかなか難しいのです。しかし本冊子はとても勉強になります! 場合によっては視覚に障がいのある方向けの特別な情報を盛り込むことも重要だと知りました。

当社のこれからの制作物に大いに参考にさせていただきます。

お手元に2023年版「東京くらし防災」「東京防災」が届いた方は、ぜひユニボイスコードで音声も聞いてみてください。