当社は港区六本木にあり、区内のエリア区分では「麻布地区」になります。
その麻布地区の総合支所 協働推進課から「防災マップ」が届きました。
さっそく手に取るとありました、ありました、音声コード! 右下に「Uni-Voice 音声コード」と書かれています。
その右側には半円の切り欠き。
ちなみに、切り欠きは「音声コードの右側」が基本ではありません。「切り欠きの左側に音声コード」が基本です。
(もし左側に音声コードがついていたら切り欠きは下につけます。その規則はまたの機会に。)
中に入っていたマップは112mm×77mmに折り畳まれていて、広げるとA2用紙よりやや小さめ、というサイズ感です。
音声コードのついている封筒の用紙はやや濃い目のブルー。
JAVIS(特定非営利活動法人 日本視覚障がい情報普及支援協会)さんのサイトでは「淡色系のカラーであれば基本的に問題ない」とされていますが、さてこの用紙カラーは読み取れるでしょうか?
私のスマホでは Uni-Voice blind で読み取れたものの Uni-Voice では読めませんでした。
一方、別のスタッフのスマホでは Uni-Voice blind では読めず Uni-Voice では読めました。
そのへんは機種やOSのバージョンによるのか、あるいは明るさなどの読み取り環境によるのか分かりません。
とりあえず読めたもので確認したところ、内容としては「防災マップを配布したので活用してください」というもの。問い合わせ先として麻布地区総合支所 協働推進課の住所と電話番号。
…これでは視覚に障がいのある方向けの音声コードとしては少々不親切では?思ってしまいました。
中に掲載されている情報の全てを音声コードに格納するのは困難だとしても、この防災マップについてもう少し具体的な内容をお伝えしても良いのではないでしょうか?
地震発生時の避難の流れや区民の避難所を紹介しています、というように。
そしてただ問い合わせ先を伝えるだけでなく、「問い合わせ先に連絡すれば地域の避難所をお知らせします」といったアナウンスがあると問い合わせがしやすいと思います。
せっかく音声コード ユニボイス(Uni-Voice)が掲載されているのだから、そのポテンシャルを十分に活用できるような音声内容だと良いな、と思いました。
グラフィックメイトでは、音声コードに格納する原稿の作成も承っています。
見えない方、見えにくい方が「知りたい情報」は何か。しっかり検討して原稿を作成します。
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