新木場にある北三株式会社さんは、ツキ板加工を中心に世界中の銘木を取り扱い、各種製品として製造・加工・販売を行なっている総合メーカーです。2024年5月に創立100周年を迎えるにあたり刊行された100周年史の編集・制作をさせていただきました。
創業は1924年。50年前に『創業五十周年小史』が刊行されていたので、それ以後の50年間を中心にまとめた100年史、という方針で経営陣の方々で原稿執筆を進められていました。
全体の編集や誌面レイアウトについては長年お付き合いのあった印刷会社さんにご相談されたそうで、その印刷会社さんが当社をご紹介くださいました。
制作に参加してからは、編集や誌面レイアウトだけでなく、史実確認や文章校正、専門用語使用の確認などもさせていただきました。
表紙は、50年前に刊行された『創業五十周年小史』に敬意を払い、シンプルなデザインを踏襲。
誌面は全体がひとつの年表のような作りでありながら、写真をふんだんに掲載して当時の様子を伝えています。
こんなところにもツキ板が使われているという驚きに満ち、「北三株式会社」の100年の歩みと社会に求められる製品の数々を、業界内外の方、新入社員の方などにも分かりやすく伝える一冊になったものと思います。
会社の歴史は驚きの宝庫
ツキ板という製品でもおわかりのように、北三株式会社さんの業務は、一般の方には馴染みのない業種です。当社としても聞くこと見ること、初めてのことばかり。社内の方々には当たり前のことでも、社外の人間には興味深いことの宝庫。購入した木材に印を押すためのアックス(斧)は存在感が有り余っているし、社歌の作曲は「いぬのおまわりさん」の作曲家と同じだし、海外移住事業団という歴史的な名称も出てきます。
未来のためにも残しておきたいモノ・コトを社外の目から提案し採用いただき、当社にとっても思い入れの深い年史となりました。
『北三 創業100周年小史』
発行:北三株式会社/編集:有限会社グラフィックメイト/印刷:株式会社南光堂印刷
B5版・124ページ
北三株式会社さんのショールームは、見学が可能です(完全予約制)。
購入した木材に印を押すためのアックス(斧)や、タモ(モクセイ科トネリコ属)の美しい木目を表面に貼り付けた『もくめ箪笥』なども見ることができます。
https://www.hoxan.co.jp/company/showroom/
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こんなこともご相談にのっています。
・社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
・○○周年までに制作したいけれど、間に合う?
・社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
・社史年史の有効な使い方は?
・他社さんの見積額や進行について適切か知りたい