世田谷区から「せたがや防災ギフト」が届きました。
防災用品が掲載されたカタログが入っていて、掲載されている防災用品を無料で交換できる、というものです。
もう少し詳しく見てみると、世帯人数×3000ポイントが付与され、その世帯付与ポイント分の防災用品をもらえる、ということです。3人家族なら9000ポイント分、ということですね。
選べるものは、避難生活用品、備蓄用品、予防用品、防災セット、ペット用品など、多岐にわたっています。カタログを見るだけでも、「こういうものを用意したほうがいいかな」「今はこんなのがあるのね」と参考になります。
素晴らしい試み!
そしてもちろん、封筒のオモテには音声コードが掲載されていたので(封筒の右下)読み取ってみました。
「…お申込みのサポートが必要な場合は、せたがや防災ギフトコールセンター(フリーコール)
ぜろいちにいぜろ
きゅうごうに
にいぜろぜろまでお電話ください。」
と読み上げ。う〜〜〜ん、残念。
なぜ、電話番号をひらがなで記載してしまうのでしょう?
電話番号を「0120-952-200」と普通に記載してコード化すれば、リンク機能でタップするだけで電話がかけられるのに。もちろん音声では「ゼロイチニ…」と読み上げます。
本件関する「特設サイト」もありますが、それもURLを記載すればリンクして特設サイトのページを開くことができるのに。
「視覚障がい者スマホ活用フォーラム2024 参加レポート」にもありますが、あちこちで散見されるのが「読み上げ原稿の不備によるリンクしない問題」。十分なノウハウと経験を持った「音声コード制作における専門家」の育成、必要だと思います。
グラフィックメイトでは、リンクの仕方はもちろん、印刷や用紙との関係などさまざまな検証を行い、見えにくい人にも使いやすい音声コードをご提案していきます。