岡山県から3人の中学生がやってきました。
「総合的な学習の時間」において各自が課題設定し追究活動を進める、とのこと。東京研修として都内の施設や企業を訪問するそうですが、そのひとつに小さなデザイン会社・グラフィックメイトも選んでくれました。
3人の中学生の課題はそれぞれに違うようでしたが、一人が「見る人の印象に残るポスターデザイン」について追究しているとのこと。
・「見やすさ」を確保するためにどのような点を意識しているか
・「見やすい」デザインの条件はどのようなものか
といったことを知りたいようでした。
事前に当社のことも調べてくれていて、当社が取り組んでいるユニバーサルデザインについて、制作時に考慮していることや制作プロセスにも興味を持ってくれていました。
自分の娘よりもさらに若い中学生たち。デザインソフトなどもすでに使いこなしているようで、そんな彼らに教えられることなどあるだろうかと思いながら当日を迎えました。
当日は当社の制作したポスターを見てもらいながら、ポスターの役割や情報の盛り込み方など、個人の経験から考えていることをお話ししました。色弱(色覚障がい)の方や見えにくい方にも情報を伝える必要性なども紹介。あんまり興味ないことだったかなー?と思ったけれど、後日いただいたお礼の手紙を読んだら、ちゃんと話を聞いてくれていたことがよくわかりました。
人に伝えるためには考えを整理したり疑問点を解決しようとしたりするので、彼らの訪問はこちらにとっても良い機会となりました。
他の訪問先は誰でも知っている企業ばかりでしたが、当社のような小さな会社に来社してくれたことは嬉しい限りです。
今回の訪問が、彼らのこれからに少しでもプラスとなってくれることを心から祈ります。
来社くださりありがとうございました。