「震度6弱の地震が発生」という想定で避難所設営訓練が開催されました。
避難訓練には参加していますが、災害時に住民を受け入れる避難所とは実際どんなものか、どのように設営されるのか、知っておきたいと思って参加しました。
資機材操作訓練として、
・マンホールトイレ設置訓練
・特設公衆電話設置訓練
・ガスパワー発電機操作訓練
・防災グッズ体験、非常食試食体験
が行われました。
マンホールへのトイレ設置はマンホールのフタを開けるところから。トイレを設置するマンホールと、災害時に汚物を下水に流すための堤防?のようなもののマンホールがありました。
便座の周りにはテントがはられプライバシーは守られるとは思いましたが、屋外のトイレは寒い!訓練の日は日差しがなかったせいもあり、特に寒さを感じました。能登の被災地の方々はさぞご苦労されていることだろう、と思いました。夏は夏でビニールテントの中は蒸し風呂のようになるのでは?という懸念も。
設置用のマンホールの前にライトがある箇所もあり邪魔になりました。実際にやってみることでわかることがありますね。
特設公衆電話設置訓練は、「災害用伝言ダイヤル171」と言われているものです。
これは「災害発生によって被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板」です。以前から知ってはいましたが実際に使ったのは初めて。設置された電話のそばに使い方が書いてあったのでスムーズに使えましたが、もしものときに果たして使えるだろうか?
家族や親族などで使い方を理解しておく必要があると思いました。
今回は特別に設置された電話で体験しましたが、誰でも体験利用ができる日があるので、一度体験しておくと良いと思いました。
【体験利用提供日】▶︎利用方法はこちら
毎月1日,15日 00:00~24:00
正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
非常食試食体験ではワカメご飯、パスタ、いそべ餅、ビスケットなど。
いそべ餅は水で戻すと柔らかくなります。戻し用の滅菌した保存水や、粉末の醬油、海苔もついていました。
今はいろいろ工夫された非常食があるなぁと感心する一方、皿や箸など有無によっては提供側の衛生管理も必要だと思いました。
今回は区の職員の方やボランティア協会の方がいたけれど、実際の災害時には地域の住民たちが自ら設営しなければなりません。
いざというとき自分たちで設営できるのか?
障がいのある方や高齢者、外国人も迎えられるのか?
今回の訓練出席者は半数が高齢者であることも踏まえ、今後の課題があると感じました。